M.ナイト・シャマランが好きだ。
初めて彼の映画を観たのは、彼の出世作であり、あまりにも有名な作品「シックス・センス」。
それ以降、シャマラン作品と聞けば映画館に足を運んだ。
「アンブレイカブル」「サイン」「ヴィレッジ」「ハプニング」などなどなど。
いや、正直、何作か観てないのもあるのだけど、
いかにもシャマランって感じのは大体制覇している。
シャマラン作品と言えば、どんでん返し、故にネタバレ厳禁。
一般的にはこのイメージが強いだろうし、まあ実際そういう作品も多いし、
かく言う自分もそういう作品が大好きなのだが、シャマラン作品の魅力はそれだけではない。
彼の映画には独特の世界観がある。
その世界観にはまるかはまらないかで彼の映画の評価は大きく分かれるだろう。
私が特に好きなのは「ヴィレッジ」。
ダークファンタジーのような雰囲気の中で徐々に明かされていく、ある一つの重大な秘密。
とても美しいシャマラン作品だと思う。
そんなシャマランの最新作「トラップ」。
キャッチコピーは「M.ナイト・シャマラン監督が仕掛ける予測不能の罠」
「家族思いの父のもう一つの顔は…サイコな切り裂き魔!
巨大ライブ会場に仕掛けられた前代未聞の罠(トラップ)とは!?」(公式サイトより)
これだけ煽られると逆に不安になってくるな・・・。
しかしこの程度の不安はシャマラン映画にはつきもの、ということで映画館に行ってきました。
感想、前半は良いんだけど後半がなあ。
「いや、それは無いやろ」の連続、しかもこのパートが長い。
シャマラン映画にそんなこと言うのはナンセンスと言われるかもしれないが、
それにしてもなあ、、、「ヴィレッジ」の「それは無いやろ」とは種類が違うと言うか、、、
オチが弱いし、切り裂き魔の描き方もちょっと物足りなかった。
これだったら前作の「ノック」や、娘さんの「ザ・ウォッチャーズ」の方が好きだな。
まあ、こういう時々派手にはずしてくる感じもシャマランなので、良しとしよう。
主演のジョシュ・ハートネットのサイコパスっぷりは楽しかったし。
そうそう、娘さんと言えば、巨大ライブ会場でライブを行う人気アーティストの役を
シャマランの娘さんが演じている。
「ザ・ウォッチャーズ」の監督のお姉さんにあたり、リアルでもシンガーソングライターらしい。
もちろんパパシャマランもそこそこの尺で登場します。
家族総出でファンの心を揺さぶってくるシャマラン一家。
これからも目が離せない。
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